「行正 り香さんと行く 美食とインテリアデザインの旅 」旅を終えて・・・ご参加の方より感想を寄せていただきました。

「ヒュッゲを旅する」 行正 り香さん

 

インテリアに、生き方に、私が最もインパクトを受けた国・デンマークの大好きな言葉に、Hygge(ヒュッゲ)というものがあります。ヒュッゲは「人と人との関係を結ぶような、心地よく温かい空間や時間」といった意味だそう。住む家を年齢に合わせて吟味して選ぶ。椅子や器、キャンドル立てという生活工芸品を大切にする。子供のときからから「ヒュッゲな生活」を目標とする感覚を育てる。成人したら「ヒュッゲな椅子を選んで、ヒュッゲな人と、ヒュッゲな時間を過ごす」ということが人生のひとつの目標となるのだそうです。私たちの知らなかった価値観のように理解されがちな「ヒュッゲ」ですが、実は一輪の花を生け、季節を大切にし、思いやりという言葉を大切にして生きている日本人とデンマーク人は、このヒュッゲという価値観を共有している気がします。旅をするならば、この日本と、デンマークを、単なる旅以上となるヒュッゲな価値観で繋げることができたら、と今回の旅の計画を立ててみました。
みなさんといっしょに美術館に行き、日本の器について語りながら、デンマークの器を比べてみる。デンマーク人の友人と出会っていただき、彼女の手作りの焼き菓子を食べながら、子育てや暮らしについての話をする。フィンユールの家に行って、日本の家屋とも通じるシンプルさを感じていただく。デンマークという国の教育観や税制について、お話を聞かせていただく。そして再び、私たち日本のシステムや暮らしについて、振り返って考えてみる。それらすべての体験が、ビーズの玉のように繋げてみたとき、デンマークは単なるヨーロッパの一国になるのではなく、私たちに道標を示してくれる国の一つとなるような気がしていました。
昼は参加してくださったみなさまと歩いて周り、さまざまな情報を共有し、夜は疲れた足を癒してくれるデンマークの椅子に座り込んでワインを飲む。そんな時間を共有し、デンマークと日本の繋がりについて語り合う旅は、私にとっても格別なものとなりました。きっと、いっしょに時間を過ごしてくださったみなさんは、この一瞬の時間を大切にするだけでなく、その後も、デンマークという国に興味を持ち、文化や社会に興味を持ち、一友人としての立場で、この国を見守るのだろうと、そんな予感もいたしました。
ヒュッゲな空間や暮らし、人間関係は、時間を積み重ねて作られていくように、ヒュッゲな国と国との友情も、時間をかけて作られていくのだろうと思います。すてきな方々と過ごした時間が、その関係の土台となったことを、心から願っています。最後になりましたが、日本とデンマークという二つの国の外交関係樹立150周年について、互いに文化、歴史、社会についての理解を深めることの大切さを、やさしく語ってくださった日本大使館の鈴木敏朗大使に、御礼申し上げます。素敵な空間での日本流ヒュッゲなおもてなしに、一同感動した夕暮れでした。

 

 


「ヒュッゲの国」 HSさん

 

この旅は、小さな街にこんなに濃厚なエッセンスがつまっているのかと驚かされた旅でした。中でも、り香さんのご友人であるマイ・クナウアーさんのご自宅訪問は唯一無二の体験でした。

お宅に到着した途端、目に飛び込んで来たのは鮮やかなピンク色に大きな花々が一面に描かれた壁紙でした。その奥に足を進めると本で見たことのあるテーブル、更にその先には手作りのお菓子がずらり。お菓子には黄色やピンクの花が飾られ、温かな炎を灯すキャンドルの後ろの白い窓枠の向こうには一面の緑が広がっていました。ダイニングのグレー、粉糖の白、チョコレート色、ラディッシュやベリーの赤、ダイニングやリビングのグレー味を帯びたパステルカラーetc.マイさんの織りなす様々な優しい色の世界に一瞬で引き込まれてしまいました。インテリアも素晴らしく、色合わせの豊かさに「感動」という言葉以外、見つかりませんでした。お部屋の隅々まで拝見し、夢中で膨大な枚数を撮影しながら、色に関しての新たな選択肢が私の中に増えていました。

更には素晴らしいゲスト、ご子息であり世界的に活躍するカメラマンのオリバーさんもお会いできました。彼のカメラマン人生のスタートを後押ししたのがり香さんだと伺い、人とのつながりの温かさに再び感動しました。文字通り夢のような時間を満喫し、これが「ヒュッゲ」なんだと心に深く残りました。

この他にも様々な名品や人との出会いを得ました。普段、なにげなく目にしていた物が、実は「名品」を呼ばれていた事も知りました。今回の旅を通じ、世界を見渡してより知識を積み重ね、吟味する余裕をもちたい、更にはそれを通じて人と人との温かい関係を築いていきたいと感じました。ヒュッゲを体感したからこそ、感じたことなのだと思います。

り香さん、いつも様々なチャンスを与えてくださり、ありがとうございます。新たな価値観に出会い、学べることは幸せなことだと思います。また、日本とデンマーク外交関係樹立150周年という記念すべき年に、数々の貴重な経験を積めた事を感謝し、こちらに関わる全ての方に心から御礼を申し上げます。

 

 


MMさん

 

今回の旅は、自分に新しい視点を与えてくれた素晴らしい旅となりました。
私はデンマークで、インテリアセンスを磨こうと意気込んでいました。
これまで、インテリアとは、センスが必要とされる特別なことで、
「人に見せるため」に整えるものだという意識がありました。
しかし、インテリアとは、生活の中の美意識なのだと気付かされました。
だから、デンマークのインテリアは、無駄がなく、暖かく、居心地がよいのですね。
自分が心地良く過ごすための、自分のための工夫がインテリアに表れるのだと思いました。
日本に帰ってからは、早速、「ヒュッゲ」の精神で日々の生活を楽しみ、
自分のために、ほっとできる空間づくりをしようと心がけています。
素敵な価値観を運んでくれたデンマークと、この旅を計画して下さった行正り香さん、ご関係者の皆様に感謝申し上げます。

 


「有限だからこそ」CKさん

 

空港からコペンハーゲン中心に向かって走るバスの中から、
おびただしい数の風力発電を発見した。

環境意識の高いデンマークならではの光景は、
コペンハーゲン中心地でも見ることが出来た。
信号が変わるのを待つ、自転車の人々。
電気自動車の充電設備。
ここデンマークでは、観光旅行にありがちな、
”お土産のための袋を個別にもらう”のもはばかられる。

そうかといって、限られたエネルギーを守るためにストイックで窮屈かというと、そんなことは全く感じられない。
みな温かい人柄で、生活のデザインが美しいからであろうか。
寒くて夜が長いという限られた環境から生まれたヒュッゲな暮らし。
今回、行正さんのお陰で、デンマークで生活されているマイさんのお宅を訪問する事が出来、お話を直に伺う幸運にも恵まれた。
資源エネルギーは無限ではないけれど、居心地の良い空間というものは無限に作り出せる。
そう感じたデンマークの旅だった。
そして。
家でキャンドルを灯すと「ヒュッゲだね」という9歳の娘と、いつかまた訪れたい。

 

 

 


KHさん

 

「行正り香さんと楽しむ美食とインテリアデザインの旅」に参加しました。
「ヒユッゲ」温かみのある生活。まさに「ヒユッゲ」の意味を知る旅でした。行正り香さんと親交もあり、共著を出版されている料理研究家マイ クナウアーさんのお宅を訪問し、心温まるおもてなしを受け深く感銘を受けました。この旅は私に大きな財産を与えてくれました。

今回の旅に携われた全ての方々に感謝申し上げます。貴重な体験をどうもありがとうございました。

 

•ロイヤルスムシカフェ

•スムシ

•マイ クナウアーさんのお宅の壁紙がとても素敵でした。

•デザインミュージアム

•ジャボニズム

•フィンユール邸

•MARCHAL
私たちにとって忘れられない最終日のディナー

 


MNさん

 

幸運なことに 行正り香さんの旅の計画で、コペンハーゲン ツアーに参加しました。行く前には、北欧は ムーミンとLEGO、オーロラ、幸福度や毎年の学力調査で上位の国々…と言ったイメージだけでした。ご友人の マイさんのお宅訪問して、暮らしぶりやインテリアを見せていただきました。フープロを利用した 焼き菓子の説明も、卵を一つずつ入れることが重要で、それ以外は全部を混ぜて焼くだけ、大人数のランチも、ホストもゲストもリラックスできて、一緒にいる時間を楽しむ お招きの仕方も とても参考になりました。そして、何より 駆けつけてくれて 1人ずつウェルカムの握手してくれたオリバーさん!熱烈歓迎の笑顔の握手に、一瞬で人との繋がりを大切にして、信頼できる友人の国の人たち、と言う印象を持ちました。訪れた人のメッセージペーパーが刺さっている照明も 斬新。丸い大理石のテーブルで 一緒に食事やお茶を飲んだり、話したり、過ごした時間を大切にしていて その温かい繋がりが 心を満たしてくれて、これが、 “ ヒュッゲ “ とのことなのか、と考えるきっかけになりました。ツアーガイドのコペンハーゲン在住の たえこさんが、10月以降は いつも こんな風に曇り空の毎日になり、寒いとマイナス10度にもなる、と言っていたので、家族や友人とくつろぐ 家のインテリアや椅子、照明、に
こだわってシンプルなのに、心地良いデザインがあるのだなーと納得しました。日本は四季があり、和食器も洋食器と違い、豆皿から 磁器 陶器 漆器、ガラス、形もさまざま。こうして 眺めてみると日本は 物に溢れて、選択肢も多い社会。多様な選択肢は、恵まれているのだけれど、時として 「 自己肯定感 」が揺らぎがちになるのでは? 優先順位をつけて、シンプルに、自分の選択を肯定して、持っているものを見つめて、工夫して毎日 心地よい生活を送ること、そこに自分のスタイルがあり、幸せもあるのではないか、と考えたさせらた、刺激いっぱいのデンマークの旅でした。中に入って来るものは厳選して良いもの、心地良いものを。デザインには価値があって、値がはるけれど、また、値が下がらないものであること。また中古家具屋さんや、のみの市も見たり買ったり、楽しい旅でした。気難しい店主がいるという 銀食器のお店も行って買いたかったです。それは またの機会に。
在デンマーク日本大使公邸滞在も忘れられません。スペシャルな思い出です。ダンディーな鈴木大使のお話や ノリタケの食器、水羊羹のクリームがけの 日本の私たちへのお気遣いも嬉しかったです。このような機会を作ってくださった り香さん、優しく素敵な よしこお母さま、アテンドしてくださった垣添さん、ツアー会社の川澄さん、そしてファンキーな若者だったことを告白してくれた コペンハーゲン在住40年⁇ の たえこさん、マイさん、オリバーさん、ご一緒した 皆さま。楽しい旅をありがとうございました!